映画【捨てがたき人々】の無料フル動画！スマホiPhoneでダウンロード視聴！

人間の欲望や業をえぐり出すように描いてきたたジョージ秋山の同名漫画を、俳優でもある榊英雄が完全映画化。京子役の三輪ひとみ、美保純らの激しいエロス演技も話題に！

※U-NEXT作品ページより

金もなく、不細工で、おまけに生きることにすっかり飽きた中年男・狸穴が、故郷の港町に帰ってくる。彼はこの町で、行きつけの弁当屋で働く顔にアザのある女・京子と、なかば強姦の形で関係を持つ。そこからなし崩し的に、2人の同棲生活が始まるのだが…。

※U-NEXT作品ページより

役者さん達の演技が凄い。 目の前の幸せが解らないままに、各々思い描く理想に焼き付く身体をくねらせて絡ませて生きている姿を映し出す。 結局本能を剥き出しながら理想に苛まれる人々の中で理由を求め続ける姿を生のありのままとして描く映画。

個人的な意見ですが、理由は納得から生まれてくると感じました。

『そこのみにて光輝く』を、もっともっと生々しくしたような感じの映画です。美保純さんをそんなに知らない世代ですが、思わずファンになりそうでした。（その辺に居るような居ないような）どうしようもない汚い中年男を、大森南朋さんが演じるからこそ観れる映画でした。ギリギリで、ディープな田舎町！セックス以外する事がないのか、人間の本質がそこなのか。面白かったです！オススメ！

酷評が多い気がしますが普段邦画などみないからでしょうか、自分は好きな作品です。

自らの価値を感じられず、生きる意味が分からない。人生の悩みをもつ中年親父。そんな主人公に宗教的な女が博愛を持って接する。そして家族になる。
島という閉鎖的な背景と現実で腐るほど繰り返されてきたであろう男女の問題。
何故か頭の良い登場人物（合理的や理性的な）が一人も登場せず、性や人間の醜悪がピックアップされすぎているこの映画から目が離せなかった。

今時の何事も小馬鹿にする若者が登場していないことや、嫁の親戚と寝てしまえる価値観を持っている主人公、問題を解決することなく良い嫁をもってしまった不器用すぎる男が先延ばしにたものは決して解決したわけではなく子供と接した時に再び振り替えってくる。そんな一昔前の九州の頑固親父を思わせる男など、全てが今よりどこか古い時代を思わせる。それはきっと人物達が島で過ごしてることとインターネットなど他人の価値観に影響されない等身大で生きているからなのか。
そんな時代に思えて全てが興味深く、ゆとり世代の自分には素晴らしい映画でした。

ストーリーそのものも今となっては王道と呼べるべき展開や場面ばかりだがそれに慢心することなく真っ正面から真摯に取り扱ってるから目を離すこと無く真剣に見られた。
そして冒頭で掲げられた人生の問題は、終わりのほうでまた掲げられる。人は成長しているようで成長していない。哲学で始まり哲学で終わる。鉄板だが最後の最後で良い終わり方。

「捨てがたき人々」って、人間って醜悪でもどこか憎めないよね。それが人間だもんねってことを表すタイトルだったのかなって思います。
まあ原作があるらしくその原作を読んでないのでここはあまり自信ありませんが…

時間の無駄と書いてあったレビューもありましたがとんでもない。
邦画というものの素晴らしさを教えてくれる素晴らしい映画でした。
今まで邦画は何がしたいのか訳が分からず倦厭して洋画ばかり見てきましたが、これからは邦画も観ていきます。
良い映画をありがとう。

何のために人は生きるのか？誰のために生きるのか、結局自分のためなのか？
家族の絆、家族の難しさ、現代社会で生き抜く上で一番難しい事かもしれない。
その中でどう生きてゆくのか・・好きな映画です。

Amazonより